宅地造成とは
宅地造成とは、広場、農地、山林、原野などを宅地として整備を行い、住宅、工場などの建築敷地や市街地用地を造り出すことです。
造成工事のほか道路の新設、区画割りを行い、上下水道、電気、電話、ガスなどのインフラも完備させます。
宅地造成の手順
宅地造成は、あらゆる工程の節目に管轄の役場に連絡が必要になります。
土地の性質が大きく変わるという、工事の性質からその工程は厳しく管理されているのです。
具体的にどのような工程の節目に連絡を入れなくてはいけないのかというと、擁壁の設置がそれに当たります。 練積造の擁壁が完了したとき、鉄筋擁壁の設置が完了したときに連絡を入れて、無筋擁壁の設置の完了時に連絡を入れます。このように各工程が済んだ時に連絡を入れるわけです。
ちなみに擁壁とは、斜面を切り出した時に、土砂の横圧に負けないように壁を立てて構造物を守る設備をさします。土砂崩れを起こさないためのものととらえてもいいでしょう。
宅地造成は、その工事の性質からどんな場所にでも需要はあります。
被災地でもそうですし、あまり開発が進んでいないところでもその需要はあります。
しかし、需要があるからといって、あまり品質の良くない工事をされては困ってしまいます。
そこで、このような、現場からすれば面倒極まりない厳密な管理体制がとられているのです。
土地から正しくめぐみを享受するためには、このようなきめ細やかな工事を行います。